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Python OpenCVで簡単ドット絵作成!初心者でもできる画像加工プログラミング

この記事では、PythonとOpenCVを活用して、画像をドット絵風に変換する方法を解説します。
「プログラミング初心者でもできるかな?」という不安がある方でもご安心ください。必要な手順をわかりやすく解説し、コピペで動くサンプルコードもご用意しました。
完成したドット絵は、SNSアイコンオリジナル素材として使えるほか、ゲームグラフィックやアート作品にも応用可能です!

こんな方におすすめ

  • プログラミング初心者:Pythonを習い始めの方
  • 画像加工やドット絵に興味があるデザイナーやクリエイター
  • プログラミングを使って趣味を広げたい人

Python OpenCVでドット絵を作る

ドット絵の魅力

ドット絵は、1980~90年代のゲームやデジタルアートを思わせるレトロで愛らしいデザインが特徴です。
最近では、そのシンプルさからSNSやデザインの世界でも注目を集めています。

ドット絵の良いところ

  • 見た目のインパクトが大きい
  • 小さなファイルサイズ
  • カスタマイズ次第で個性を発揮

PythonとOpenCVを選ぶ理由

Pythonは、初心者にも扱いやすいプログラミング言語です。また、OpenCVは強力な画像処理ライブラリで、複雑なアルゴリズムを簡単に実現できます。PythonからOpenCVをライブラリとして扱うことができるため、この組み合わせで、簡単にドット絵ができます。

この記事を読むとできること

この記事を読むことで、以下のようにイラストや写真からオリジナルのドット絵を作成する方法を知ることができます。

ドット絵サンプル

環境構築と準備:初心者でも迷わないセットアップ

Pythonとライブラリのインストール

Python公式サイトからインストール

Pythonの公式サイトから、Pythonのインストーラをダウンロードし、Pythonをインストールします。

必要なライブラリを以下のコマンドでインストール

Pythonのインストールが完了したら、OpenCVを使用するために必要なライブラリをインストールします。以下のコマンドを入力すればOKです。

pip install opencv-python

ドット絵化する画像を準備

手元の写真やお気に入りのイラストを選びましょう。この記事では以下の画像を使用します。

Python OpenCVでドット絵を作成

Pythonでドット絵を生成するコードにより、ドット絵を作成します。処理としては「モザイク処理」を使用します。

モザイク処理の基本原理

元の画像の画素数を小さく縮小した後、画像のサイズを元の画像のサイズに拡大することで、元の画像に対して画素数を粗くする処理をします。これにより、ドット絵の特徴である「ピクセル感」を作り出します。Pythonコード上では、OpenCVのリサイズ機能を活用して実現します。

ドット絵を生成するコード

以下がモザイク処理のコードです。

import cv2

# 画像の読み込み
image_path = 'input.jpg'  # 使用する画像ファイル
img = cv2.imread(image_path)

# モザイク処理
scale = 0.1  # ドットの大きさを調整
small = cv2.resize(img, (0, 0), fx=scale, fy=scale)  # 縮小
pixelated = cv2.resize(small, (img.shape[1], img.shape[0]), interpolation=cv2.INTER_NEAREST)  # 拡大

# 結果の出力および表示
cv2.imwrite('(出力先パス)/output.jpg', pixelated)
cv2.imshow('Dot Art', pixelated)
cv2.waitKey(0)
cv2.destroyAllWindows()

コードのポイント

  • 元の画像は、このコードと同じディレクトリにinput.jpgという名前で保存しておきます
  • scaleの値を変更することで、ドットのサイズを調整できます
  • 「出力先パス」には出力結果の画像を保存する先を記載してください

ドット絵作成結果

元画像の対する出力結果は以下です。コード上のscaleの値を変えたものを比較できるように並べています。
scaleの値が0.2まではほとんど変化が見えません。元の画像の画素数が2048×2048であるためだと考えられます。scaleの値が0.1以下ではモザイク化が見えるようになってきています。0.02まで小さくすると画素が目視できるレベルになっています。
個人的な印象ですが、この場合はscaleの値が0.05の場合がドット絵としてちょうど良いように思います。元の画素数や個人の好みによって変わりますが、逆に言うと元の画像や好みに合わせて、ドット絵の仕上がりを調整できると言えます。

pythonでドット絵作成

このように、数行のPythonプログラムを実行するだけで、簡単にドット絵を生成することができました!

作ったドット絵をどう活用する?

SNSアイコンとして個性をアピール

ドット絵風の自画像やイラストをプロフィール画像にすると、目を引くデザインが完成します。

ブログや動画の背景素材に

オリジナルのドット絵背景を作成すれば、他のクリエイターとの差別化に役立ちます。

グラフィック素材として使用

ドット絵キャラクターや背景を作ってゲームや資料作成の素材として活用できます。

まとめ

今回の方法を使えば、初心者でも簡単にドット絵を作成できます。SNSやデザインに使えるだけでなく、プログラミング学習にも役立ちます。

PythonとOpenCVをインストールして、今日からドット絵作りを始めましょう!

所長
所長

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